米粉ダイエットって実際どうなの?メリット・デメリットとは

一時期流行った『米粉ダイエット』。米粉ダイエットとは小麦製品を米粉製品に変えて行うダイエット方法の1つですが、効果のほどは実際どうなのでしょうか?

管理栄養士・和食ライフスタイリスト代表が米粉ダイエットの実際に加えて、3つのメリット・デメリットや成功するための3つのダイエットの秘訣をご紹介していきます。

米粉ダイエットって実際どうなのですか?

正直、ほかのダイエット方法の方が結果は期待できると思います。米粉ダイエットが流行った背景の1つに、小麦アレルギーの方でも実践できるというメリットがありました。単純に薄力粉と米粉の食品成分を比較してもエネルギー(カロリー)量や糖質の差はほぼないのが現状です。

全て可食部100gの量薄力粉(1等)米粉
エネルギー(カロリー)349kcal356kcal
糖質73.3g81.3g

米粉ダイエットのメリットを教えてください。

先ほど、ダイエットとしての結果は期待しにくいとお伝えしました。とはいっても、米粉ダイエットのメリットはあります。以下で3つお伝えしていきます。

メリット1:グルテンアレルギーが出ない

小麦アレルギーの方は、小麦の代わりに米粉の商品を使用すると、アレルギー反応が出ません。そのため1つのメリットと考えられます。例えば、低糖質パンを使用したいときには低糖質米粉パンを、低糖質パスタ使用したいときには低糖質米粉パスタを使用したりします。すると、同じく低糖質ですが、アレルギーを気にせずダイエットを楽しめます。

メリット2:お米の自給率アップにつながる

昨今、農林水産省によると、お米の消費量が減り、食料自給率は昭和40年度の73%から40%まで低下しているといわれています。各年代によるお米の消費量は下記表の通りです。

皆さんが米粉商品を食べると、お米の消費量が増え、食料自給率がアップする可能性が高いのです。

1965年ころ1990年ころ2015年ころ
1人1年あたりのお米の消費量kg118.370.054.6
※農林水産省「食料需給表」より

メリット3:もっちり食感を楽しめる

食べた際に、小麦粉よりも米粉の方が弾力を感じます。なので、食感を楽しみたい方は米粉商品を選ぶとよいでしょう。

ダイエットは楽しく続けるのが成功のポイントです。「食感」という些細な事でも、「好き」という感情があれば続けやすいですよ。

米粉ダイエットのデメリットを教えてください。

米粉ダイエットにはメリットだけでなく、デメリットもあります。以下では米粉ダイエットのデメリットを3つお伝えしていきます。

デメリット1:特に小麦粉製品との違いはない

冒頭でお伝えした通り、ダイエットで重要なエネルギー(カロリー)量と糖質量は、小麦粉製品と米粉製品とであまり両者に違いはありません。そのため、小麦アレルギーでない方は、特に米粉ダイエットをするメリットはないと考えられます。

デメリット2:普通のダイエットの方法と変わらない

結局、米粉ダイエットにしても、バナナダイエットにしても、どんなダイエットにしても、ヒトが痩せるメカニズムは同じです。

ダイエットが成功するポイント、食事から摂るエネルギー(カロリー)量をいかに減らすのか、を抑えるのが重要なのです。

デメリット3:コストがかさむ

小麦製品と米粉製品のg当たりの金額を見ると、メーカーによって異なるものの、小麦製品の方が安価に手に入る場合が多いです。そのため、コストを抑えてダイエットをしたい場合は、小麦製品を使用するのがよいでしょう。

ダイエット成功には何が必要なのですか?

やり方に拘らないのが、ダイエット成功の秘訣だと考えられます。ダイエットの基本は、運動などによるエネルギー(カロリー)消費量と食事から摂るエネルギー(カロリー)量の差を大きくすることです。

米粉や小麦粉、どんな食材・食品を選ぼうと、ダイエットの基本は変わりません。なので、ダイエットの基本を理解して、楽しく続ける方法を探しましょう!

ダイエットを成功させるための秘訣を教えてください。

それでは以下で、ダイエット成功のための3つの秘訣を解説していきます。

その1:よく食べる!

意外かもしれませんが、「よく食べる」のは大切です。ただし、意味を履き違えてはいけません。決められたエネルギー(カロリー)量の中で、栄養バランスよくしっかり食べる、という意味です。

また運動量を増やすと、食べられる量も増えますよ。1日のエネルギーバランスを考えましょう!

その2:よく動く!

健康関連の体力をつけるためのスローガンとして、「やらないより、やった方がよい。そして、やるなら多い方がよい。」があります。まさに、その通りです。

ダイエットの結果を出すためには実行しましょう!また、日々の活動量別に以下のような運動量が推奨されています。目安にしてください。

活動量頻度強度推奨運動量
1日で座位が多い週3〜5日軽〜中20〜30分の有酸素運動
運動を定期的にしている週3〜5日やや高強度〜高強度30〜90分の有酸素運動

その3:Noストレスに生きる!

慢性的なストレスは、ストレスホルモンによって脂肪が溜め込まれて肥満になりやすいとされています。

なので、日頃からストレスを溜めないように工夫をしましょう。運動をしたり、趣味に没頭したり、気の合う友達と話たり…手段は問いません。人それぞれ、自分に合ったストレス解消法を見つけて、実践しましょう!

米粉ダイエットに拘らず、楽しくダイエットを成功させよう!

米粉ダイエットは、メリットがあるものの、普通のダイエットと変わりません。ダイエットを成功させたい場合は、やり方にこだわらずに、痩せる基本を抑えて、皆さん自身にあった方法を実践しましょう!

そして、ダイエットは日々の積み重ねです。楽しく続けて、心身ともに健康に生きましょう!

監修者

和食ライフスタイリスト代表・
管理栄養士

合田 麻梨恵

和食ライフスタイリスト代表・管理栄養士
大学在学中に10ヵ国程世界各国の料理を食べ歩く中”和食の魅力”に目覚める。大学卒業後、大手コンビニエンスストアの商品開発を経て独立。「和食文化継承と予防医学発展」を掲げ、全国の日本が誇る伝統調味料・だしの造り手方を28軒訪問したり、痩身インストラクターや歯科管理栄養士の現場経験などで研究を重ねる。和食文化を継なぎ、健康キレイをサポートする”和食ライフスタイリスト”講師養成、ライター養成、料理教室主宰、健康コンサルティング、監修~記事執筆まで一貫ほか書籍執筆、メディア出演など。

【参考文献】

・文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)

・農林水産省|その3:お米の自給率|
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-03.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|ダイエット|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|健康的なダイエット:適切な体重管理で、健康づくりをしよう!|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-009.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|運動処方|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-014.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|ストレスと食生活|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-001.html

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