ダイエットを成功させるための体づくり

一言にダイエットといっても、やり方は様々。無理なダイエットをして逆に体を壊してしまったなんていうことにならないようにしたいですよね。運動はダイエットに効果的といわれますが、運動とダイエットを効率よくつなげる体づくりをすることも大切です。
今回は、体の仕組みと栄養素の関わりについて、消化吸収の観点からご説明します。

体の構造を知ろう

体を壊さないように運動とダイエットを両立させるためには、まず体を構成している分子を理解しましょう。体の構成要素はタンパク質が20%、脂質と糖質が20%、水分が60%の割合で構成されています。

体の20%を構成しているタンパク質とは?

タンパク質は英語でproteinと表記されギリシャ語では「第一の」を意味するproteiosに由来します。「第一の」と名がつくほど大切なものですので体づくりには欠かせません。タンパク質は筋肉や骨、歯、皮膚や免疫細胞などあらゆるところで必要になってきます。

アミノ酸はタンパク質と同じもの?アミノ酸ってなに?

アミノ酸とはタンパク質を構成する分子です。タンパク質とアミノ酸をレゴのブロックに例えると、タンパク質はレゴで作った「作品」、アミノ酸はレゴの「ブロック単体」のようなものです。主に、アミノ酸の中で運動や筋肉に特に関わるものとしては、バリン・ロイシン・イソロイシン(BCAA)があります。トレーニング前に摂取することが効率的といわれています。※1

運動を始める前に自分が低タンパクになっていないか、体のサインに気を配ってみよう

唾液量が少なく口が渇きやすい、肉や卵などはあまり食べない、野菜中心の食生活である、舌が浮腫んでいてよく噛んでしまうなどがタンパク質が足りていない方にありがちな傾向といわれています。※2

プロテインが逆効果になる可能性もある?

習慣的に良く噛めない状態が続いていたり、よく噛まずに食べる癖が続いていると、口と胃の消化機能が低下気味になってきて、筋肉の量が減る傾向になるので運動やダイエットが効果的に行えず、かえって健康状態を損ねてしまう場合があります。※3 胃腸の消化機能が低下気味の方については、よく噛んで食事をしたり、歯科治療をおこなったり、吸収しやすく負担が少ないアミノ酸での摂取もご検討されてみてはいかがでしょうか。

自分がよく噛めているか、唾液や胃液が出ているかどうかを調べる方法はある?

よく噛めているかどうかを確認する場合にはグルコセンサーという検査機器※4 があり、グミを咀嚼することで測定できます。また、胃の消化液の排出をみるには、ペプシノーゲンという血液検査項目が参考になります。よく噛めて消化吸収ができる体で効率よくダイエットを楽しみましょう。

【参考】
※1Am J Clin Nutr 2014 Feb;99(2):276-86.
※2「ナースマガジン Vol.18,P16~P.18,2017:低栄養をもとから断つ~サルコペニア・リハビリテーションの理解から~」(メディバンクス)
※3 日本静脈経腸栄養学会雑誌 31(2):681-686:2016
※4株式会社ジーシー|ジーシーグルコセンサー GS-Ⅱ|
https://www.gcdental.co.jp/g-zone/assets/data/catalog/glcosenserGS2_pamphlet_100.pdf

監修者

歯科医師,博士(歯学)口腔内科学専攻

ヘルシーライフデンタルクリニック 院長
手塚 充樹

口の中のデータを全身の観点で解釈する研究を行っている。
口腔内科学、歯周医学、オーソモレキュラー医学(分子栄養医学)、予防歯科学などを組み合わせて検査に力を入れて、再発を低減するための歯科医療やヒトの健康寿命を延ばす歯科医院を提唱している。
診療分野は、口腔外科領域の治療、歯周組織再生療法、歯周外科、インプラント、ダイレクトボンディング、セラミック治療、根管治療など幅広く対応している。

ヘルシーライフデンタルクリニック
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