ダイエットで肌がボロボロになる理由とおすすめの食べ方

ダイエットをしたら「肌荒れした」「カサカサになってきた」「ニキビが増えた」などトラブルに悩まされている方は、今すぐ食事制限をやめましょう。しっかり食べることでダイエットしながら綺麗にもなれる方法はあります。その理由とおすすめの食べ方を和食ライフスタイリスト・管理栄養士が解説していきます。

ダイエットで肌がボロボロになる理由

過度な食事制限や偏った食品だけを食べるダイエット方法によって、栄養不足に陥っている可能性が考えられます。正しいダイエットは、栄養のバランスをとりながら、1日の摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスも調整します。

間違ったダイエット方法は鉄分不足による貧血やカルシウム不足による骨粗鬆症などにつながるので危険です。特に20代女性のやせ(BMIが18.5未満)の割合は第二次健康日本21における目標達成に至っておらず、改善の余地が必要と考えられています。

しっかり食べるダイエットで美しくなれる理由と正しい食べ方

なぜしっかりと栄養バランスのとれた食事を食べる方が、ダイエットにつながるのでしょうか。それぞれの栄養素には意味があるためです。以下ではヒトが生きるために必要だといわれている5大栄養素の役割と、ダイエットにおけるおすすめの食べ方をご紹介していきます。

炭水化物(糖質)の役割とダイエット中の食べ方

炭水化物は糖質と食物繊維に分類されますが、こちらでは糖質の役割と食べ方について解説します。

糖質ダイエットが流行った背景もあり「糖質はダイエットにとって悪者」というイメージがついてしまいました。しかし糖質が不足すると疲労感や集中力低下、意識障害につながる可能性があるのです。ご飯は毎食、小お茶碗の小盛りくらいは必要です。

また気をつけるべきは、調味料や加工品、中食・外食の料理に入っている糖質です。知らず知らずの内に糖質を摂取している機会が増えているので、余計な糖質が入っていないか確認しましょう。

たんぱく質の役割とダイエット中の食べ方

たんぱく質は水分を含めないヒトの身体重量の約50%を占めるほど、重要な栄養素です。外面をつくる筋肉、皮膚、毛髪、筋肉や内面をつくるホルモン、酵素、抗体の原料といわれています。不足すると、成長障害や体力・免疫機能低下などが引き起こされる可能性があります。

またたんぱく質は、現時点において過剰症の明記があまりありません。歴史的にはたんぱく質不足課題の方が重要視されていたためです。一方、たんぱく質自体にもエネルギーがあるのと、ほとんどのたんぱく源は一緒に脂質も摂ってしまいます。以上のことから、1日のエネルギー量と脂質量を調整しながら摂るのが良いでしょう。

脂質の役割とダイエット中の食べ方

脂質はご存知の通り摂りすぎると中性脂肪を増やし、肥満や生活習慣病の原因につながります。一方で、ヒトが生きる上で必要不可欠な生理活性物質や細胞膜の原料になるなど重要な役割を担っています。

ダイエット中には1日のエネルギー量と脂質量を調整しながら食べましょう。肉、魚、豆腐や卵を交互に毎食1人分だけ食べていれば、ある程度調整可能です。

ビタミンの役割とダイエット中の食べ方

ビタミンは全部で13種類あり、それぞれに役割があるため満遍なく摂るのが理想です。特に気をつけていただきたいのは、ビタミンB1欠乏症の脚気、ビタミンC欠乏症の壊血病、ビタミンA欠乏症の夜盲症、ビタミンD欠乏症のくる病・骨軟化症などです。

また明らかな病気でなくても、潜在的な不足により不調をきたす場合もあります。ビタミンB1は豚肉やうなぎ、ビタミンCはレモンやブロッコリー、ビタミンAはにんじんやモロヘイヤ、ビタミンDは豚レバー、しらすなどを摂取しましょう。

ミネラルの役割とダイエット中の食べ方

現在のところ、ヒトに欠かせないミネラルは全部で16種類あり、ビタミンと同じくそれぞれに役割があります。そのため満遍なく摂る必要があります。その中でも特にダイエットで気にしたいのは鉄分と亜鉛です。

鉄分はダイエットしていなくても欠乏しやすく、頭痛・貧血・疲れやすいといった症状が出ます。鰹や赤身肉、ほうれん草などを摂取しましょう。
また亜鉛が不足すると、性的発達の遅延の原因や食欲不振・損傷治癒の問題・目や皮膚のただれなどの症状が出るといわれています。牡蠣や赤身肉、カニやロブスターといった魚介類を摂取しましょう。

肌がボロボロにならないためのダイエットで気をつけたいこと

何度もお伝えしている通り、美しく痩せる方法はご紹介した5つの栄養素を満遍なく摂ってエネルギー量を調整することです。「食べたら太る」という考え方から、「バランスよく食べた方が痩せる」の考え方へシフトしていきましょう。

肌がボロボロにならないように、しっかり食べるダイエットをしましょう!

キレイになりたいと思って始めたダイエットなのに、肌がボロボロになっては意味がありません。今回の記事でなぜ食べても太らないのかという理由を理解して、健康的に美しくなれるダイエット方法を行いましょう!

【参考】
・厚生労働省|e-ヘルスネット|ダイエット|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|健康的なダイエット:適切な体重管理で、健康づくりをしよう!|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-009.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|若い女性の「やせ」や無理なダイエットが引き起こす栄養問題|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-006.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|炭水化物/糖質|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-018.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|たんぱく質|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|脂肪/脂質|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-014.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|ビタミン欠乏症|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-028.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-008.html

・厚生労働省|eJIM『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』|亜鉛|
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html

監修者

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表理事
管理栄養士・和食ライフスタイリスト

合田 麻梨恵

世界10か国旅で和食の魅力に目覚める。大学卒業後、大手コンビニ商品開発者として毎日コンビニ食を食べ心身ボロボロに。食の重要性を再認識し独立。調味料蔵元92軒訪問や痩身教室・歯科院・主宰の和食料理塾で延1000名様超の栄養指導・調理経験で和食の研究を重ね5年経つ。和食ライフで不調を改善し美しくなる”令和の和食TM”を提唱し活動中。

公式HP:http://cooking.wa-connecty.com/waco/

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