
デリケートゾーンの臭いが気になっている方はいませんか。デリケートゾーンが臭うと病気なのではないかと不安になったり、パートナーとのスキンシップに積極的になれなかったりしてしまうと思います。
この記事ではデリケートゾーンの臭いの種類や臭い発生のメカニズムを詳しく解説します。また、間違ったケアの方法も紹介するので、毎日のケアが「これで合っているのかな?」とふと思った方はぜひご覧いただき、日常のケアに取り入れてもらいたいと思います。デリケートゾーンについて詳しく知り、安心して毎日を過ごしましょう。
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デリケートゾーンの臭い3種類
デリケートゾーンの臭いの種類は3つあるので、順に解説します。
1.ヨーグルトやチーズのような臭い
正常のおりものの臭いです。膣の中は酸性に保たれているため若干酸っぱいような臭いがするでしょう。
2.ザリガニや生魚のような臭い
感染症の可能性があります。臭いだけでなくかゆみや腫れがある場合、早めにかかりつけ医へ行くようにしましょう。
3.玉ねぎや納豆のような臭い
すそわきがの可能性があります。汗腺はエクリン腺とアポクリン腺の2種類あり、アポクリン腺からの汗が嫌な臭いになります。すそわきがの原因はアポクリン腺からの汗によるものなので気になる方はかかりつけ医に相談するとよいでしょう。
デリケートゾーンの臭い発生のメカニズム
デリケートゾーンの臭いの発生の原因は「細菌」によるものです。膣の中には「乳酸桿菌」といわれる、身体にとっていい細菌がたくさんいます。膣内のグリコーゲンをエサにして乳酸を分泌するため、酸っぱいような臭いが発生してしまいます。よって酸っぱいような臭いであれば正常といえるでしょう。
生臭い臭いやツンとした臭いがする場合は注意が必要です。おりものは体のバロメーターでもあるので、日々チェックするようにしましょう。
デリケートゾーンの、実は間違っているケアと正しい対策
デリケートゾーンの間違ったケアをしていませんか?もし間違ったケアをしてしまっていたら今日からでも間に合います。以下を参考に、改善していきましょう。
1.ボディソープで洗う
デリケートゾーンをボディソープで洗っていませんか?デリケート専用ソープは、ボディソープに比べて肌への負担も軽く、臭いのケアにもなります。ボディソープで洗っていた方は、デリケート専用ソープで洗うようにしましょう。
2.膣内までしっかり洗う
膣の中から臭いが発生するからといって、膣の中まで洗っていませんか?膣内には清潔に保つための乳酸桿菌も洗い流してしまうと、自浄作用が低下してしまい、菌の繁殖や感染してしまう確率が上がると考えられています。膣の中まで洗わないようにしましょう。
3.おりものシートやナプキンを1日中交換しない
おりものシートやナプキンを一日中つけっぱなしにしていませんか?もったいないと思って変えないと、デリケートゾーンを清潔に保つのが難しくなります。清潔に保ち続けると細菌による臭いも防げるので、こまめに取り替えるようにしましょう。
デリケートゾーンを正しくケアしましょう
デリケートゾーンの臭いの種類や臭い発生のメカニズムを解説し、間違ったケアもご紹介しました。ヨーグルトのような臭いであれば正常であるので不安に思わなくても大丈夫です。また、臭い発生のメカニズムを理解し、間違ったケアをしないようにして、デリケートゾーンの臭いの悩みから解放されましょう。
田中みさき
日本化粧品検定2級、アロマテラピー検定1級
大手企業に就職後、肌荒れが止まらずスキンケアに興味を持ち初め、化粧品検定やアロマテラピー検定を取得。現在はライターとして活動中。