我が子の気持ちがわからない!思春期の子どもの心理とコミュニケーション法

「子どもと話ができない」
「反抗が強くてどう接していいかわからない」

このように、思春期の子どもとの関わり方に悩んでいませんか?
だれもが経験した思春期ですが、立場が変われば、どうしていいのかわからないものです。

今回は、思春期の子どもの心理を理解しておくと、こどもとの円滑なコミュニケーションや接し方のポイントがわかります。ぜひ、最後までご覧ください。

思春期とはどんな状態?

子どもが成長する過程で訪れる思春期ですが、親にとって嬉しくもあり、距離を感じる時期でもあります。思春期は、中学生前後に訪れることが多く、子どもから大人へ成長する移行期間です。

この頃は、身体的・精神的にも大きく成長する時期で、考え方や人間関係も複雑に変化が起こるタイミングです。また、心理的に不安定になりやすい時期でもあり、関わり方が難しいと感じる方も多いでしょう。

思春期の特徴3選

思春期は、子どもから大人へと大きく成長する時期で、大きく3つの特徴的な変化が起こります。

思春期の子どもを理解するためには、まず思春期における変化を理解しておかないと子どもとの良好なコミュニケーションが築けません。特徴的な3つの変化について、ひとつずつチェックしていきましょう。

思春期の特徴①身体の変化

まず思春期には、身長・体重の急激な増加が起こります。急な成長によって、関節痛をともなう場合もあるでしょう。また、個人差がありますが、二次性徴が現れます。

二次性徴とは思春期になって現れる、性器以外の各部位にみられる男女の特徴です。例えば、ホルモンがそのひとつです。ホルモンは血液の流れに乗って、全身にわたり各部位の成長に影響します。男性・女性の特徴に合わせ成長して、大人の身体になっていくのです。

思春期の子どもは周りとの身体的な特徴の違いに敏感で、成長が早い場合と遅い場合、どちらにしても恥ずかしさやストレスを感じてしまう場合があります。

この恥ずかしさからくる心理で、対人関係を控えたり、身体を意識しすぎて自分を抑制してしまう子どももいます。親は、子どもに対して「恥ずかしいことではなく、大人への成長の過程であること」をしっかりと伝えてあげましょう。

このほか、性に関心を持つようになるのもこの時期の特徴です。

思春期の特徴②心の変化

身体の成長に合わせて心の変化も起こります。自分が周りからどのように思われているかを考えたり、物事の結末を考えたりするようになります。

理想と現実の違いを理解し、悩むことが増え、場合によっては劣等感や自己嫌悪に陥る子どももいます。受験や進学により精神的に不安定な時期で悩みも多く、気持ちの整理がつきにくい時期です。

思春期の特徴③人間関係の変化

思春期の子どもは、親と距離をおくことも珍しくありません。この時期は、親よりも友人や恋愛対象の関係性が重要で親と話すことも減ります。学校生活や部活動で、先輩後輩といった上下関係に悩む場合もあります。

また、秘密にすることも増え、親からの干渉を素直に受け取れないケースは多いです。しかし、急に変わるものではなく、親へ依存したい気持ちと、親離れしたい気持ちが共存し表現に悩む場合もあります。

思春期の問題行動を理解しよう!

子どもが思春期や反抗期になった場合、距離をとってしまう親も多いです。しかし、親が距離をとってしまうと、子どもは親を「頼れない親」と認識してしまいます。子どもが親を「頼れない」と感じている場合は余計に反発心が生まれ、関係性を悪化させてしまうものです。

子どもは自立する過程を歩んでいるのですが、まだまだ自分の意見に自信がなく、共感を求めている場合があります。親としてどっしりと構え、共感してあげることが大切です。

子どもの自立と成長を見守ろう!

子どもによって、思春期の反応はさまざまです。たとえば下記が一例です。

  • 親にベタベタ甘えてくる
  • 反抗心が強く話ができない
  • 子どもがしゃべらない

一つずつ対策をみていきましょう。

親にべたべた甘えてくる

幼い頃は嬉しさもありますが、思春期のころだと自立できるのか心配になる親もいることでしょう。前述した、思春期の特徴でもある「不安」が原因の場合が多いと考えられます。

無理に突き放してしまうと、不安が増大し自立を妨げてしまう結果になります。成長とともにベタベタすることも減るので、焦らず見守りましょう。

反抗心が強く話ができない

反抗心の強い子どもには、無理に接していく必要はありません。積極的にコミュニケーションをとりにいっても、子どもはどんどん離れてしまいます。一定の距離を保ちながら見守っていることを示し続けることが大切です。

親として最後まで「守る」という姿勢をとり、適度に伝えていくとよいでしょう。子どもは、親に守られているという安心感から、精神的に落ち着いて来るのを見守ってあげましょう。

しゃべらないから話にならない

「しゃべってもらえない」とあきらめてしまうと、関係はより悪化してしまうかもしれません。無理にしゃべろうとせずに、共通の行動をとってみるとよいでしょう。

たとえば、食事を一緒にとったり、出かけたりすることで、普段の様子がわかるかもしれません。また、会話の糸口や悩みがわかる可能性もあります。

一緒の行動がすでにできない状態なのであれば、前述したように見守る姿勢をとり、いつも気にかけているということを伝えていきましょう。思春期でコミュニケーションをとらない状態が続くと、コミュニケーション能力の向上ができないので、放置してしまわないように注意しましょう。

子どもを認めるポイントを理解しよう!

思春期の子どもは、心理的に不安定な状態にあります。だからこそ、親が子どもを認めてあげることで、子どもの精神は安定します。

「認める」ことは、子どもの健康的な成長に貢献するので、この項では、子どもを認めるポイントについて紹介したいと思います。

子どもを認めるポイント①話を聞いて聞く

子どもの話をしっかりと聞けているでしょうか?

・忙しい

・時間が合わない

・反抗期だから

このように理由をつけ、子どもの話を聞けていない場合は注意が必要です。

前述したように、子どもは成長に合わせて悩みも多く共感を求めています。「親は子どものサポーター」という気持ちで子どもと付き合うことが大切です。

子どもを認めるポイント②声かけをする

親として「子どもを信用している」「認めている」「見守っている」ものの、声に出して伝えない親は多くいます。それだと子どもには伝わりません。

声を掛ける際も、名前を呼ぶことが大切です。よい例としては「部活お疲れさま」や「お腹すいてない?」など、子どもをねぎらう気持ちを伝えていくとよいでしょう。

子どもの心理状態を理解して円滑なコミュニケーションをとろう

思春期になると子どもは、精神的に不安定になり、いろいろなことで悩みます。その中で、自分の立ち位置や役割を見出し、成長していくものです。その過程で、親をめんどくさいと感じることがあるでしょう。

自身も経験してきた思春期ですが、反対の立場になると心配でつらい時期となります。しかし、想いをグッとこらえて親としての役割をこなせば、子どもも安心して理解をしてくれるでしょう。

親・子どもともにつらい時期ですが、子どもの成長を信じて見守ってあげましょう。

監修者

松本 園美

保有資格:看護師・メンタル心理カウンセラー

経歴:看護師資格取得後、介護や身体障害者のケアに興味を持ち、老人ホームに勤務する。
勤務中に東日本大震災で被災者となるが、被災地で施設を津波で流されてしまい  受け入れ先が無い高齢者やその家族の相談業務を経てから、カウンセラーの資格を取得する。
現在は、保育園看護師として勤務している。主に健康相談や子供の健康管理の対応をしている。
又、女性の転職や恋愛の悩みについて、SNSで相談と助言を行っている。

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