熟年離婚を回避するには?心理学を活用して夫婦円満を目指そう!

年々、増加している「熟年離婚」。

「退職後、ようやく仕事が落ち着いたため、家族の時間を大切にしようと思った矢先。当然妻から離婚を切り出された!」

……こんな話を周りで耳にしたことはありませんか?

熟年離婚は精神的にも辛く、老後を1人で過ごす孤独感も大きいことでしょう。できるだけ回避したいという方も多いはず。

本記事では、熟年離婚に陥らないためにできる行動を6つ紹介します。心理実験や学説で示されている内容からポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

50代は関係が円満と答える夫婦が多い

いい夫婦の日を進める会」が行った調査によれば、7〜8割の50代夫婦が関係は「とても円満」「まあ円満」と答えています。

一方で、全世代の既婚者で「まあ円満」と答えた人の中で、生まれ変わっても同じパートナーを選ぶと答えた人は約3割でした。

ほかの7割の人は「どちらとも言えない」もしくは「他人を選ぶ」と答えているのです。

そのため、残念ながら円満に見える50代夫婦でも、子どもを育てるためなど妥協の上に成り立っている場合もあります。

突然離婚を切り出されないためにも、熟年離婚回避のポイントを押さえておきましょう。

熟年離婚回避のポイント①若いうちから気をつける

まず、若いうちから夫婦関係に気をつけると熟年離婚回避につながります。熟年離婚は、長年積み重なった不満や苦痛が原因でおこってしまうものです。

そのため、若いうちから相手が不満や苦痛を抱えすぎていないか配慮する必要があります。長年連れ添っていると、不満や喧嘩が起こるのは仕方ありません。

しかし、今まで不満や意見を出してくれたのに「何を言っても無駄だ」と何も言わなくなったら要注意です。

熟年離婚回避のポイント②話をしっかりと聞く(傾聴)

次に、熟年離婚を回避するためには、話をしっかりと聞く傾聴の姿勢が非常に重要です。相手に寄り添う余裕を持てるかどうかが、熟年離婚につながってくるのです。

例えば、相手が意見を述べてくれた時に、すぐに否定してしまう人がいます。しかし、否定してしまうと、相手は「意見を言っても意味がない」「パートナーは何も分かってくれない」と考えてしまいます。

まず、自分の意見は一旦横に置き、相手の意見や考えに至った背景をしっかりと聞きましょう。また、相手がイライラしているなと思ったら「どうしたの?」と意見を引き出し、傾聴する姿勢が大切です。

熟年離婚回避のポイント③相手に合わせて意見の折り合いをつける

3つ目の熟年離婚の回避ポイントは、相手に合わせて意見の折り合いをつける点です。なぜなら、夫婦は結婚する前に全く違う環境で育っているため、同じ意見は持てないからです。

「ここを直してほしい」と言われたら、素直になってしっかりと謝りましょう。そうすることで相手の脳に「嫌なパートナー」としてインプットされてしまう可能性が低くなります。

熟年離婚回避のポイント④小動物の写真が重要?

小動物の写真も熟年離婚回避のために重要なポイントです。疑問を持たれる人もいるかもしれませんが、アメリカ国防総省が資金を提供した心理実験で判明した結果です。

実験では、結婚相手の写真と小動物の写真を組み合わせた画像を見せるグループと、結婚相手の写真だけを見せるグループに分けられました。

結果として、前者の人が幸福度が高まり、相手に対して好ましい感情を抱く傾向が判明したのです。そのため、お互いの関係性にヒビが入っている場合は、小動物の写真を使って会話するのも一つの方法です。

熟年離婚回避のポイント⑤原因論でなく目的思考で考える

5つ目の熟年離婚を回避するために重要なポイントは、アドラー心理学の目的思考です。夫婦関係が悪くなってくると、原因がどこにあるのかを探し、過去を後悔してしまいます。

「あの時ああしていれば」と悲観的に考えたくなる気持ちも分かります。しかし、現状を変えるのに必要なのは、過去への後悔ではなく今後どうするかなのです。

未来に目をむけて目的を設定すると、困難を乗り越えられます。原因を探してばかりで現状から抜け出せない人は、未来に目線をむけて問題解決にはどうすべきか考えましょう。

熟年離婚回避のポイント⑥自分を知る

熟年離婚を回避するためには、自分を知るのも重要なポイントです。自分の強みを知ると、自分に自信をもち、課題解決する力を得られるのです。

アドラー心理学で自分を表現する「セルフトーク」は自分の強みがわかる方法です。自分の強みだけでなく、他人のイメージから作られたネガティブイメージもわかります。

ネガティブイメージをプラスに転換し、自分自身を勇気づけて、困難を乗り越える力を身につけましょう。

熟年離婚回避には感謝を伝えることが大切

熟年離婚は、仲がよく見える夫婦であっても、突然訪れる可能性があるものです。回避するためには、若いうちから不満や意見をいえる関係性や環境を作る必要があります。

夫婦は長い月日から相手がしてくれる行動を当たり前と思いがちです。そして、当たり前の行動をしてくれないと、不満や怒りが爆発してしまいます。

そのため、日ごろの感謝を伝える習慣が非常に大切です。また、熟年離婚を回避するためには、困難を乗り越える力も必要になります。

夫婦関係が悪化してしまったと後悔しても原因は解決しません。自分の強みを知り、未来に向けて何ができるか考え、着実に行動しましょう。

監修者

松本 園美

保有資格:看護師・メンタル心理カウンセラー

経歴:看護師資格取得後、介護や身体障害者のケアに興味を持ち、老人ホームに勤務する。
勤務中に東日本大震災で被災者となるが、被災地で施設を津波で流されてしまい  受け入れ先が無い高齢者やその家族の相談業務を経てから、カウンセラーの資格を取得する。
現在は、保育園看護師として勤務している。主に健康相談や子供の健康管理の対応をしている。
又、女性の転職や恋愛の悩みについて、SNSで相談と助言を行っている。

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