【管理栄養士監修】身体が冷える原因と改善方法とは

急に冷え込み、身体の冷えに悩まされている方も増えたのではないでしょうか。身体が冷える理由にはさまざまな原因があるので、原因を知って取り除いたり、抑えたりする必要があります。そこで今回は管理栄養士が、身体が冷える原因と改善方法について解説します。

身体が冷える原因

身体が冷える原因にはクーラーや冷えている飲食などの外部要因や、筋肉不足、貧血、低血圧、自律神経乱れ、女性ホルモンのバランス崩壊などの内部要因が考えられています。また冷え性が続くと思ったら、膠原病や甲状腺という病気かもしれません。冷え性がなかなか治らない、冷え性の原因がわからない場合は一度病院にいって検査してみましょう。

原因別冷え性の改善方法

それでは冷え性の原因となる自律神経乱れ、貧血、女性ホルモンのバランス乱れを改善する方法を原因別にご紹介します。

 原因1.自律神経乱れ

自律神経が乱れる原因はストレスや更年期障害、不規則な生活などといわれています。ストレスが原因の方は、まずあなたが何にストレスを感じているのかの見極めが大切です。特に他人からの些細な言動や行動といった精神的ストレスや、職場での役割負担による社会的ストレスが多いと考えられています。

当てはまる事を全て紙に書き出し、どうしたら原因を避けられるのか、取り除けるのかを考えましょう。更年期障害が原因の場合は原因3を参考にしてください。不規則な生活が原因の場合は、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

 原因2.貧血

いくつかある貧血の中で最も多いのが鉄欠乏性貧血です。女性で月経がない日の場合1日で約0.8mg、月経がある日の場合1日で約1.3mgの鉄が失われていると考えられています。

毎日における鉄の損失量を加味した上で厚生労働省は、月経がある場合1日10.5mg、月経がない場合1日6.5mgの推奨量を定めているので、目安にしましょう。下記に鉄を多く含む食材と鉄分量を記載します。毎日の食事の参考にしてください。

豚レバー生
50g
かつお秋獲生80g
(約5切)
調整豆乳200g
(約1パック)
小松菜 生50g
(約1人前)
鉄mg6.51.52.41.4

※文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)より

 原因3.女性ホルモンのバランス乱れ

女性ホルモンが低下する原因として、閉経前後から始まる更年期障害による影響が挙げられます。更年期障害になる前から食事療法を続け、顕在化してからはホルモン剤治療や漢方治療も医師の指示に従い取り入れていきましょう。

また、最近ではセロトニン分泌低下も更年期障害と関わりがあることが解明されてきました。セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンから作られる物質です。アミノ酸が含まれているたんぱく源の中でも、特に良質とされている卵や大豆などがおすすめです。肉や魚は脂質も多く含むので、交互に食べる、食べ過ぎないようにバランスを意識すると良いでしょう。

身体が冷える原因を突き止めて適切な改善を!

冷え性の原因には外部要因と内部要因があり、まずは何が原因なのかを突き止めることが大切です。冷え性が当たり前の方が増えていますが、冷え性は当たり前ではありません。しっかりと改善して、充実した毎日を楽しみましょう!

【参考文献】
・日本食生活学会誌 第26巻 第 4 号 197-204(2016)|若年女性の冷えと食および生活習慣との関連|
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/26/4/26_197/_pdf

・厚生労働省|e-ヘルスネット|自律神経失調症|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|ストレス|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-031.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|更年期障害|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-081.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-008.html

・文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)

・厚生労働省|e-ヘルスネット|セロトニン|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-074.html

・厚生労働省|e-ヘルスネット|良質なたんぱく質|
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-036.html

監修者

一般社団法人日本和食ライフスタイリスト協会代表

管理栄養士・和食ライフスタイリスト
合田 麻梨恵

大学在学中に10ヵ国程世界各国の料理を食べ歩く中”和食の魅力”に目覚める。大学卒業後、大手コンビニの商品開発を経て独立。「和食文化継承と予防医学発展」を掲げ、全国の調味料・だし生産者を88軒訪問や痩身教室・歯科医院の管理栄養士現場経験などで様々な角度から和食の研究を重ね”令和の和食TM”を提唱。令和の和食で心身ともに健康キレイにする和食ライフスタイリスト講師養成やメディア出演など行う。

公式HP:http://cooking.wa-connecty.com/waco/

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