【管理栄養士監修】子どものアレルギーに関わる食べ物とは?

初めての子育てだと特に気になる、子どものアレルギー事情。昔と比較すると、アレルギーの子どもが増えていると考えられています。そこで今回は、子どものアレルギーに関する食べ物やアレルギー症状の種類、応急処置方法をご紹介していきます。

【ランキング一覧表】特に気をつけたい!子どものアレルギーに関わる食べ物

乳児期や小児期など時期によって、発症確率の高いアレルゲンが異なります。以下に年齢別の一覧表を示します。
※アレルゲン:アレルギーの原因になる食べ物

0歳1〜2歳3〜6歳7〜17歳18歳以上
1鶏卵55.6%鶏卵34.5%木の実類32.5%果物類21.5%甲殻類17.1%
2牛乳27.3%魚卵類14.5%魚卵類14.9%甲殻類15.9%小麦16.2%
3小麦12.2%木の実類13.8%落花生12.7%木の実類14.6%魚類14.5%
4牛乳8.7%果物類9.8%小麦8.9%果物類12.8%
5果物類6.7%鶏卵6.0%鶏卵5.3%大豆9.4%
食物アレルギー診療ガイドライン2022年ダイジェスト版 参照

該当するアレルゲンを初めて食べさせる時には、十分に気をつけましょう。

【一覧】表示義務の食べ物

自分で野菜を買ってタレなども手作りする際には、アレルゲンに気をつけながら料理ができます。一方、中食や外食する場合、加工食品や加工調味料を使用する場合には原料が把握できません。そのため発症数が多いとされるアレルゲンを使用する場合は、業者側に表示義務があります。

表示義務:特定原材料
任意表示義務:特定原材料に準ずるもの

特定原材料 えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
特定原材料に準ずるものアーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

ただし、個人によっては提示したアレルゲン以外にも反応がみられる場合があるので注意が必要です。

子どもにこの症状があったらアレルギーを疑おう!

気をつけたいアレルゲンを理解できたところで、アレルギーの症状について確認していきましょう。各部で以下のような症状がみられる場合には、アレルギーの可能性があります。

【全身の症状】
★ぐったりしている
★意識がもうろうとしている、もしくは意識がない
★唇や爪が青白い
★脈が触れにくい
★尿や便を漏らしている

【消化器の症状】
・下痢
・吐き気や嘔吐
・腹痛
★我慢できないほどの腹痛が続く
★繰り返し吐き続ける

【呼吸器の症状】
・咳が出る
★息がしにくい
★息がゼーゼー、ヒューヒューする(喘息と区別できない場合も含む)
★声がかすれている
★犬が吠えるような咳が出る
★喉や胸が締め付けられている

【皮膚の症状】
・じんま疹が現れる
・赤くなる
・かゆみが出る

【顔面・目・口・鼻の症状】
・口の中に違和感がある
・唇や顔面が腫れている
・くしゃみや鼻水、鼻づまりがある
・目のかゆみや充血がある
・まぶたが腫れている

また★の症状が一つでもある場合は、緊急性を要します。以下に記載する応急処置をとり、直ちに救急車を呼びましょう。

【緊急性症状あり】子どもにアレルギー反応が出た時にするべき応急処置

絶対に急に立ったり座ったりしないようにしましょう。もし周りに誰かがいる場合は、助けを呼び、人を集めます。そして救急車を呼び、エピペン®の使用を行います。救急車が来るまでその場で安静にして、可能であれば内服薬を飲ませましょう。

【緊急性症状なし】子どもにアレルギー反応が出た時にするべき対応

内服薬を飲ませて、安静にできる場所に移動させて、症状が収まるまで付き添ってあげましょう。

子どものアレルギーに関わる食べ物を知って、もしもの時に備えよう!

アレルギー症状はないに越したことはありませんが、いつ発症するかはわからないものです。特に初めての育児であれば事前に情報を知っておけると不安が軽減されるでしょう。

【参考】
・消費者庁|食物アレルギー表示に関する情報|
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/

・東京都福祉保健局|食物アレルギー緊急時対応マニュアル|
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/pri06.pdf

監修者

管理栄養士、第一種栄養教諭、和食ライフスタイリスト

 太田知香

大学卒業後、保育園に就職し食育活動や献立作成、調理業務に携わる。その後、病院管理栄養士として栄養指導や栄養管理などを経験。結婚出産を機に、成人してからの食事習慣は幼少期の食環境が影響するのではないかと考え、現在は和食ライフスタイリストとして、『おふくろの味が健康食だったら素敵』をモットーに、献立作成や食育活動などを中心に活動を行っている。

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