物価上昇から家計を守る!普通預金はリスクなワケ…
教えてくれたウェルネスプロ

 ファイナンシャルプランナー

 森 竜馬さん

一般的な貯蓄の方法として、預貯金を思い浮かべる方は多いはずです。
しかし、物価が上がり続ける現在では、その方法では増えるどころか実際のところは、減っていると考えることができるでしょう。

ごく一般的で安心だと思っていた普通預金が”モノ”の価格が上がっていくインフレ局面においては、実はリスクがあることをわかりやすく解説したいと思います。

物価が上がると、お金の価値は下がる

まずは、物価とお金の関係について考えてみましょう。
1本100円の缶コーヒーを例にあげてみます。あるタイミングで値上げをして1本100円から110円になりました。お金の側からみれば、これまで100円で買えたものが買えなくなり、100円の価値が下がったと考えることができます。

実際の身近な商品で価格の変化を見ていきましょう。総務省の小売物価統計調査年報によると、小麦粉(1袋1キログラム)の価格は2021年時点で271円(東京都区部)です。10年前から22%値上がりしています。

値上げをしていなくても、買える量が少なくなったということもあるでしょう。500円で買える量の変化を調べてみると、鮭は2011年には215グラム買えたのが、2021年には137グラムに減っています。

普通預金から、貯蓄方法を変える

普通預金の金利は0.001%です。100万円預けても1年で10円の利息しかつきません。
物価が10年間、毎年2%上昇し続けた場合、いま100万円の車は10年後に約122万円でないと購入ができません。
現金や、利息のほとんど付かない普通預金で100万円を貯蓄し続けても、10年後にその車を買うことができないのです。現金や預貯金が物価上昇には弱いことが分かるでしょう。

物価が上昇するときには、現金よりモノを資産として持つことが対策になります。

一般的に株式や不動産、金などが物価上昇に強いと言われていますが、実施されている方は多いとは言えません。高リスク、難しい、怖いなどのイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

安全に効率良くお金を増やせる保険

生命保険にも貯蓄ができる商品があり、インフレ局面においても、安全に効率良く貯蓄できる手段として注目されています。

例えば、終身保険や養老保険は、貯蓄性の高い保険商品の代表格です。終身保険は生涯に渡る保障が受けられる一方で、保険を解約した時にはお金(解約返戻金)が戻ってくることがあります。また、養老保険は、一定期間の保障が受けられ、満期の際には満期金を受け取ることができます。貯蓄性が高い商品はメリットがありますが、保険料が割高であるというデメリットもあります。

保険商品によって、予定利率も異なりますし、個人によってメリットデメリットが異なったり、インフレに強い利率変動型の商品もありますので、自分に合った商品で効率よく貯蓄を増やすために専門家に一度相談してみてはいかがでしょうか。


メリットデメリットを比較し、将来的にどれくらいお金が必要なのか、いつ必要となるのかを検討したうえで金融商品を選択することが重要になります。専門家に相談してみると難しいお金の知識を優しく解説してくれるので、一度勉強するつもりで相談してみてはいかがでしょうか。

教えてくれたウェルネスプロ

 ファイナンシャルプランナー

 森 竜馬さん

〈プロフィール〉
千葉県出身。大学卒業後、金融業界に15年以上従事。2児の父。

お客さまが豊かな人生を送るには、生命保険のアドバイスだけでなくお客さまのライフプラン全般のアドバイスが必要との思いから、資産運用、外貨、相続など幅広い知識をもとに総合的ライフプラン相談活動を行い、累計5000件以上の相談を受ける。

保有資格:FP3級、MDRT(COT)

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