更年期から急増の「こむらがえり」3つの原因について
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

暑い夏に起こりやすい「こむら返り」。突然足がつったり、痙攣をおこすことはできれば避けたいことですが、実は40代以降はより起こりやすくなるんです。そこで今回は、更年期からこむら返りを経験する方が増える原因について、更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

「こむら返り」とは

足の筋肉、特にふくらはぎの筋肉がつったり痙攣することを「こむら返り」といいます。「寝ている間にこむら返りが起こって激痛で目が覚めた」、「久しぶりに運動をすると足がつってびっくりした」など、更年期の女性を対象にした講座や講演会を行うとこのような話題を耳にします。

こむら返りは40歳を過ぎてからの運動中や運動後、暑い時期にはとくに注意が必要です。

こむら返りの主な原因は電解質異常

人間の体の60%〜70%は水分でできています。
この水分(体液)には、電解質(イオン)が含まれています。電解質自体は電気を通さないのですが、水に溶けると「陽イオン」と「陰イオン」に分かれて電気を通すようになります。

私たちは、この電解質のバランスによって血管や細胞、神経、筋肉などの動きが調整されています。有名な電解質はナトリウムですが、ほかにも、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルがあります。

こむら返りが起こりやすい3つの時

こむら返りがおきたり、足がつりやすくなるのは体の中でこの電解質のバランスが崩れた時です。では、どんな時にバランスが崩れやすいのか見ていきましょう。

①体内の水分が外に出た時

汗や涙が口に入ると「塩味」がしませんか?
実は、体から水分が出るときには、水分と一緒に電解質まで出ていってしまうんです。運動をしてたくさん汗をかいたり、夏の暑い時期には、ミネラルが体の外に出てしまい、それが不足すると足がつりやすくなります。

②運動不足

特に更年期以降、運動不足で冷え性の方は要注意です。筋肉量が低下すると、血流も代謝も悪くなります。
血流が悪くなると、筋肉を動かすために必要な栄養が十分に体を巡ることができず、そのまま体を動かそうとすると足がつってしまうことがあります。

③加齢による栄養の吸収率の低下

歳を重ねていくことで、栄養の吸収率が若い頃と比べると悪くなってしまいます。ミネラルの吸収も悪くなるため、こむら返りの原因である電解質異常が起きやすくなってしまいます。

ミネラルの摂取は適量がベスト

このように、ミネラルが不足するとこむら返りが起こりやすくなります。
しかし摂取量が多すぎても、高血圧や内臓機能の低下を引き起こすため、適量を摂っていきましょう。
こちらの記事に「更年期からの「こむら返り」の応急処置と予防方法」をまとめていますので併せてご覧いただき、快適な毎日を送るためにぜひ試してみてください!

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

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