更年期のホットフラッシュ! 急な発汗・ほてりはなぜ起こる?
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

「突然体がカーっと熱くなって汗が流れ落ちる」「急に顔が真っ赤になる」「気温が低くても汗が吹き出る」…。更年期の代表的なホットフラッシュは、いつどこで起こるかわからない、少し厄介な症状です。
そもそもなぜホットフラッシュは起こるのでしょうか。今回は更年期のホットフラッシュが起こる原因について、更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

いつでもどこでも突然起こるホットフラッシュ

更年期の女性の約6割もが経験したことがあるというホットフラッシュ。個人差はありますが、閉経前から症状が現れる人も多くいます。

ホットフラッシュとは、上半身が突然カーッと熱くなり、急に大量の汗をかいたり、顔が赤くなったりする症状が何分間か続くものです。その汗の量は「頭のてっぺんの毛穴が突然開いて、汗が流れ落ちる」「びっくりするほど汗をかいてTシャツがびしょ濡れになる」といった表現をする方もいるほど。同時に、ドキドキと動悸が激しくなることもあります。

こうした症状が突然起こり、2〜4分ほど続きます。

このホットフラッシュは、時間や場所を選ばず起こります。自宅でのんびり過ごしているとき、大切な会議の途中、電車に乗っているときなど、いつでもどこでも起こりえます。寒い真冬や、クーラーの効いた部屋にいても関係ありません。

症状自体もつらいのですが、汗をかくのは主に上半身でもあるため、他の人からも見た目でわかってしまいます。そのせいで、必要以上に心配されるのが気まずい、大汗をかいている状態が恥ずかしいという声も多く聞きます。

ホットフラッシュが起こりやすくなる条件

いつどこで起こるかわからないホットフラッシュですが、いくつか起こりやすくなる条件はあるようです。

まずは、ストレスがかかる場面。緊張したり、心の変化があったりすると起こりやすくなります。

また、辛いものを食べたときにも症状が起こりやすくなります。これまでは軽く汗ばむ程度だったのに、急に辛いものがホットフラッシュを誘発するようになった、というケースもあります。

ホットフラッシュが起こる原因は

ではこのホットフラッシュ、なぜ起こるのでしょうか。

更年期になると、女性であれば誰でも女性ホルモンの分泌量が急低下します。すると、それが引き金となって自律神経が乱れてしまいます。この自律神経の乱れがホットフラッシュの大きな原因です。

女性ホルモンは、脳の視床下部から司令を受けて、主に卵巣から分泌されます。しかし女性ホルモンが急激に低下すると、視床下部がパニックを起こします。
この視床下部は、実は自律神経を司る部分でもあるため、同時に自律神経の働きも乱れてしまいます。

そもそも自律神経は、体温をコントロールしたり、血管の拡張・収縮を調整したり、生命活動に必要なさまざまな機能の調整をしています。
この自律神経が乱れると、体温調整がうまくいかずにカーッと熱くなったり、主に上半身に大量の汗をかきやすくなったり、動悸が激しくなったりするのです。

このように更年期は、女性ホルモンの急低下と自律神経の乱れのダブルパンチによって、さまざまな症状が現れます。

いつどこで起こるかわからないホットフラッシュですが、持っていると便利なグッズや発汗を抑えるツボなどで備えることもできます。
グッズについてはこちらの記事を、ツボについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
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◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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