まるで耳の中にセミ!更年期の【耳鳴り】4つの原因
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

「まるで耳の中にセミを飼っているみたい…」シャーシャーという音や、キーン、ブーンという音など、更年期にはわずらわしい耳鳴りの不調に悩む方も少なくありません。そこで今回は、更年期によくある耳鳴りの不調の原因やメカニズムについて、更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

更年期に耳鳴りが起こりやすくなる理由

・ホルモンバランスの乱れ

耳鳴りは、更年期の代表的な症状の1つ。
「40代後半になって耳鳴りがするようになりました。耳鼻科やMRIを使った頭の検査も異常なし。一体どうしてしまったのでしょう」
講座や講演会を行うと、よくこのようなご相談をいただきます。
更年期には、女性ホルモンのエストロゲンが体の中で低下し、それによって自律神経が乱れ、耳鳴りの症状がひき起こされてしまいます。 更年期以外にも、月経前や出産後など、ホルモンバランスが大きく乱れるときには耳鳴りの不調が起こりやすくなります。

ストレス・高血圧・聴力低下に要注意!

先ほどのホルモンバランスの乱れだけでなく、耳鳴りが引き起こされる原因は他にもさまざまあります。

・ストレスで自律神経が乱れている

ライフスタイルや生活環境によるストレスから耳鳴りが引き起こされることもあります。特に更年期には、親の介護や子供の受験・巣立ち、パートナーの定年退職など大きな変化が起こりやすいとき。
毎日が目が回るほど忙しく、自分のためのリラックスする時間がなかなか取れないという方もいらっしゃるでしょう。
強いストレスを感じると自律神経が乱れ、耳鳴りやめまいの不調として現れることがあります。また耳鳴り自体がストレスとなり、さらに耳鳴りが悪化してしまうということもあります。

・高血圧になり、血流の音が聞こえている

更年期以降は「高血圧」にも注意が必要ですが、血圧が高くなると、血管の内側が傷ついて血流が悪くなります。すると、「ドクンドクン」「ザーザー」というような血の流れる音が耳鳴りとなって聞こえることがあります。

・聴力が低下し、脳の感度が上がった

加齢とともに聴力が低下すると、聞こえにくくなった音をなんとか聞き取ろうと脳が奮闘し、音への感度を上げようとします。すると、音に対して脳が過敏に反応しすぎて、耳鳴りが起こります。
更年期以降は聴力が低下し、脳の感度が上がったために起こる耳鳴りが最も多いようです。

更年期の耳鳴りと間違いやすい病に注意

ただの「耳鳴り」と思っていたら、実はメニエール病や突発性難聴などの治療が必要な病気、高血圧が原因の可能性もあります。心配な場合は迷わず、医療機関へ相談をしましょう。
また、耳鳴りは見た目では分からないため、なかなか周囲から理解が得られず辛い症状でもありますが、更年期だから仕方がないなどとあきらめず、こちらの記事にもある「自分でできる対策ケア方法」を参考に、自らセルフメンテナンスに取り組んでみてください。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

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