【更年期の痛みケア】ヘバーデン結節の指の痛みを和らげる食事とは
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

40代以降の女性に起こりやすい「ヘバーデン結節」では、手の指の第一関節が痛んだり腫れたり、変形したりします。最近では、痛みの原因となる関節の炎症に、ある栄養素が効くのではないかと考えられるようになってきました。その栄養素を含む食べ物とはなにか、また、日常生活のなかでできる症状を和らげる工夫について、更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

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青魚に含まれる脂肪酸が炎症を抑える

ヘバーデン結節では、指の関節に起こる炎症も痛みの原因のひとつです。

ある海外の研究によると、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が関節の炎症レベルの低下に役立つということが確認されています。*

* Ninna K Senftleber, et al. Marine Oil Supplements for Arthritis Pain: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Trials: Nutrients. 2017 Jan 6;9(1):42.

つまり、これらの栄養素をとることで、炎症レベルが下がって、痛みの軽減が期待できるということです。

EPAもDHAも、青魚の脂に多く含まれる脂肪酸です。青背の魚とは、イワシやアジ、サバのほか、サンマやカツオ、ブリ、マグロなど。EPAやDHAは脂に含まれるので、マグロだと赤身よりもトロに多く含まれます。火を通すと、どうしても脂は落ちてしまいます。そのため、新鮮な青背の魚をお刺身やカルパッチョなどで生で食べるのがおすすめです。

指でつまむ・指先に負荷をかける動作は避けて

日常生活のなかでは、手を使うときに痛みができるだけ出ないよう工夫をしてみましょう。

例えば、ものをつまむ動作。袋を開けるときは指ではなくハサミをつかうようにするなど、指先に負担がかからないようにしてみましょう。

手作業を長時間続けなければいけないときは休憩を取りながら行う、重いものを運ぶときは指先で持つのではなく手のひらを使う、テーピングで指の関節を守るなど、できることはいろいろあります。指に負担がかからない方法を、ぜひ考えてみてください。

ただし、痛みが続くときは無理は禁物。整形外科を受診するようにしましょう。

基本は痛みをとる治療で様子を見る

整形外科を受診すると、症状の確認のほか、X線検査を行って画像で関節の状態を見ます。痛みのある指の第一関節の骨と骨の間が狭くなっていたり、骨が棘のように変形する「骨棘(こっきょく)」があれば、ヘバーデン結節とみなされます。
治療は、痛みを抑えることが基本となります。消炎鎮痛薬を使ったり、テーピングをしたりするほか、痛みが強いときは、少量のステロイドを注射することもあります。

それでも痛みがよくならなかったり、関節が変形して生活に支障をきたす場合は、手術を行うこともあります。

よく似た症状が出る「関節リウマチ」との鑑別のためにも、きちんと診断を受けておくと安心です。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
https://www.chebura.com/

◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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