プレ更年期から取り組む!更年期障害にならないための対策ケア
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

いずれはやってくる更年期。怖がってばかりいるのではなく、プレ更年期の今からできる対策をとっておきませんか? こちらの記事でお伝えした更年期の症状が重くなりやすい3つの要因(身体的要因、心理的要因、環境要因)それぞれに対して、今からできる対策を更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

身体的要因:体を動かす習慣をつけておく

更年期には、女性ホルモンの低下によって自律神経が乱れることから心身にさまざまな不調が起こります。これに備えるには、体を動かすことを早いうちから習慣にしてしまいましょう。

運動は自律神経を整えてあげる行為です。運動習慣があれば、ふだんから自律神経の乱れによって起こる体調を整えることにつながり、いざ症状が起こっても和らげやすくなります。

実際に、体を動かすことで更年期症状が緩和されることは、さまざまな研究で明らかになっています。

軽い体操を1週間実施したあとの変化(ちぇぶら調べ)

上のグラフは、軽い体操(約20〜30分、椅子に座って軽く動く程度の体操)をする前と始めてから1週間後の症状の程度を調べたものです。症状がどれも緩和されていることがわかります。

運動習慣がない人も、できることから始めましょう。ウォーキングを始める、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う、車よりも電車やバスを使う、ランチはいつもより遠くの店まで歩いて行くなど、少しの心がけからでもかまいません。

心理的要因:これから起こる体の変化を正しく知っておく

「真面目で責任感が強いと更年期障害が出やすい」とよく言われます。しかし、ずっと付き合ってきた自分の性格を急には変えられませんよね。

そこでおすすめするのが、自分の体の中でこれから何が起こるのかを正しく知っておくことです。更年期を何の知識も備えもないまま迎え、症状と出会うよりもずっと冷静でいられます。

さらにもうひとつ知っておきたいのが、更年期には必ず終わりがあること。女性ホルモンの低下が終わり、脳がその状態に慣れると、症状も収まっていきます。

環境要因:これからの人生何が起こるか俯瞰してみる

更年期は、家庭や職場などの環境変化が同時に起こることも。自分の人生でどこにどんな転換期があるのかを俯瞰して客観的にみることが、環境要因への対策になります。

同じことが起こったとしても、突然迎えるのか、心の準備をして迎えるのとでは受け止め方が変わってきます。

そこで、以下のようなシートを作ってみることをおすすめします。

参考:NPO法人ちぇぶらのライフキャリアデザインワークシート

プレ更年期の今から人生を可視化することで、準備しておくべきことも見えます。将来やってみたいことが見つかるきっかけにもなるかもしれませんね。

更年期は暗闇ではなく、人生の転機である

更年期は英語で「change of life」、人生の転機として前向きにとらえられています。

人生100年時代では、更年期はちょうど折り返し地点。紹介した対策はプレ更年期の今から更年期後の人生まで、快適に自分らしく生きていくための土台作りになることばかりです。この記事をきっかけに、取り組んでみていただけると嬉しく思います。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
https://www.chebura.com/

◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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