今すぐできる! 更年期のデリケートゾーンケア
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

デリケートゾーンに不調が起こる「GSM」は更年期以降の女性の半数に起こっているとされます。生活の質の低下にもつながるGSMの不快な症状を和らげるためにも、まずは自分でできるケアを取り入れてみましょう。今回はデリケートゾーンのケア方法を、更年期ケアの専門家である永田京子さんに伺いました。

清潔・保湿・マッサージでデリケートゾーンを直接ケア

デリケートゾーンのセルフケアには、デリケートゾーンを直接ケアする方法と、周りの筋肉をトレーニングする方法があります。直接ケアする方法は主に3つあります。

①清潔にする
デリケートゾーンを洗うときは、お湯もしくはデリケートゾーン専用の弱酸性の石けんを使います。良性の常在菌(健康な人の体にも存在する細菌)を洗い流しすぎないことがポイントです。ゴシゴシと力を入れてではなく、素手で優しく洗いましょう。

②保湿する
お風呂上がりに顔や体の保湿をするように、デリケートゾーンも保湿が大切です。ローションやクリーム、オイルなど、デリケートゾーンに使える保湿用のローションやクリーム、オイルなどが市販されています。外陰部の表面を保湿して、デリケートゾーンを乾燥から守りましょう。

③マッサージをする
オイルを使って外陰部をマッサージします。マッサージには、筋肉をほぐし、柔軟性を保つ効果があります。ホホバオイルやアーモンドオイル、デリケートゾーン専用のオイルなど、デリケートゾーンに使用できるオイルのなかから、自分の好みにあったオイルを使いましょう。

骨盤底筋を鍛えて子宮脱や尿もれを防ぐ

デリケートゾーンのために鍛えておきたいのが、「骨盤底筋」です。

骨盤底筋は、骨盤の底にあるハンモックのような筋肉。骨盤内にある子宮や膀胱、直腸などの臓器を支えたり、尿道を締めたりする役割があります。骨盤底筋が弱ってくると、子宮が体外に出てくる「子宮脱」や尿もれなどが起こりやすくなります。

①肛門、尿道、膣の全体を締めて引き上げるように力を入れる
②リラックスする
③①と②(締めたり緩めたり)を10回程度繰り返す

もうひとつおすすめしたいのが、骨盤につながっている筋肉をまとめて鍛えるトレーニングです。お尻、太ももの内側、脚など骨盤周りにつながっている筋肉を丸ごと鍛えられるトレーニングをご紹介します。

①かかとどうしをくっつけて、つま先は外に開いて立つ。
②かかとどうしをくっつけたまま、かかとを床から10cm程度上げてキープする。
③ゆっくりと下ろす。
④②と③を10回程度繰り返す。

つらい時は恥ずかしがらずに受診を

GSMはデリケートな症状なので、相談しづらいかもしれません。しかし、GSMは誰にでも起こりうること。恥ずかしいことではありません。

不調の原因がほかの病気の可能性もありますので、不安な症状があれば婦人科、もしくは泌尿器科を受診しましょう。
GSMにはホルモン補充療法やレーザー治療などさまざまな治療法があります。治療方針を医師とよく相談することをおすすめします。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
https://www.chebura.com/

◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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