更年期からのドライマウスの予防・改善!唾液の分泌を促すマッサージ
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

口の乾燥や喉の渇きなど、唾液の分泌が減ることで起こる「ドライマウス」。更年期から増えてくる症状です。前回の記事ではその原因や唾液の役割について取り上げました。今回は、更年期の専門家である永田京子さんに、ドライマウスを予防・改善するためのケア方法を伺います。

ドライマウスはさまざまな不調を引き起こす

更年期には、女性ホルモンの低下から自律神経が乱れやすくなります。この影響を受けて唾液の分泌量が減り、ドライマウスの不調を感じる方も少なくありません。ドライマウスになると、口の中が乾燥するという不快症状だけではなく、消化不良や、口臭や虫歯の増加、免疫力の低下などの不調を引き起こしてしまいます。
そこで、ぜひ試していただきたい唾液の分泌を高めるマッサージをご紹介します!

唾液の分泌を促すかんたんマッサージ

口の周辺には、耳下腺(じかせん)、顎下腺(がっかせん)、舌下腺(ぜっかせん)という3つの唾液腺があります。それぞれ、外から刺激をすることで唾液の分泌がうながされます。

・耳下腺マッサージ

耳たぶと頬の間のくぼみ、上の奥歯があるあたりに指4本を軽くあてます。後ろから前に向かってくるくると円を描くように10回程度マッサージをしてください。

唾液にはネバネバ状のものとサラサラ状のものの2種類があるのですが、耳下腺マッサージでは、サラサラ状の唾液が分泌されます。口の中の食べかすなどの汚れを洗い流したいときや、すぐに口の中を潤わせたいときにおすすめの場所です。

・顎下腺マッサージ

顎の骨の内側に沿うように、顎の下から耳の下にかけて親指の腹で押していきます。5往復程度繰り返してみてください。

顎下腺からの唾液は、ネバネバ状のものとサラサラ状のものの両方が分泌されます。ここからしっかり唾液が出れば、食べ物を飲み込みやすくしたり、消化を助けてくれますよ。

・舌下腺マッサージ

両手の親指を立てて、顎の骨の内側のくぼみを舌を持ち上げるようにグーっと10回程度押してマッサージします。

こちらもネバネバ状とサラサラ状の両方の唾液が出ますが、舌下腺はネバネバ状の唾液のほうが多めです。ネバネバ状の唾液は、口の中の細菌を絡め取るはたらきがありますから、口臭や虫歯予防、免疫力アップが期待できます。

日常生活の中で、ドライマウス予防の工夫を!

・こまめな水分補給

健康な成人であれば、1日あたり1Lから1.5Lの唾液が分泌されているといわれています。十分な唾液を出すためには、体の中の水分量が足りていることが大切。こまめに水分を補給しましょう。

・食事の際によく噛む

口の周りの筋肉を動かすことで、唾液が分泌されやすくなります。食事の際は、一口あたりプラス5回でいいので、しっかり噛んで食べるように意識しましょう。また、日中にガムを噛むこともドライマウスのケアになります。

マッサージを行うと、唾液がじゅわじゅわっと出てくることが実感できたと思います。また、よく水分をとって、よく噛むというような生活習慣を工夫することでもずいぶん楽に過ごせるようになりますよ。

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
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◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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