気持ちが晴れない…!更年期の気分のムラはなぜ起こる?
教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事

永田京子さん

気持ちが晴れない、やる気が出ない、心にモヤがかかったような感じがする…。
心の調子が「いつもと違う」と感じることはありませんか?
そこで今回は、更年期の専門家の永田京子さんに、更年期の気分にムラがでやすい理由と、晴れやかな気持ちで過ごす方法を伺いました。

更年期に入ると、気分にムラが出やすいのはなぜ?

更年期の気分がなかなか晴れない、やる気が出ない。このような気分のムラは本人が一番つらいものです。更年期にメンタル面の不安定さが出やすくなる理由は大きく分けると2つあります。

1つは、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によるもの。女性ホルモンの働きは実に多様で、メンタル面では「気持ちを明るく保つ」役割もはたしています。そのため、更年期には、自分の思いとは裏腹に感情のコントロールが難しくなることがあるんです。

2つめは、環境の大きな変化です。ちょうど更年期の時期である40~50代は、子供の受験や巣立ち、親の介護のはじまりなどの家庭環境の変化、また仕事では責任ある立場を任されるなど働く環境にも大きな変化が起こりやすいとき。もちろん、これらが、複数重なって起こることもあります。

ただでさえ女性ホルモンの低下で不安定になっているときに、環境の変化まで加われば、心が乱れないほうが難しいというものです。

気持ちが晴れない時こそ運動を!

更年期のメンタルの不調には運動がよく効きます。というのも、運動をすることで自律神経が整えられるからです。体を動かせば、ドキドキと心拍数が上がり、体温が上昇して汗をかきます。これは、交感神経が優位になっている状態です。運動をやめると副交感神経が優位になるので、それらは収まりリラックスします。

自律神経が乱れやすくなる更年期こそ、運動で交感神経と副交感神経の切り替えをサポートしていきましょう!私どもは、NPO法人ちぇぶらという更年期サポートの活動をしているのですが、運動前と運動後の体調変化を調査したところ、運動後は身体的な不調だけでなく、精神的な不調も緩和されたという結果が出ているんですよ。

心身の不調で運動なんてする気分ではないという方は、深呼吸や、その場で伸びをするなどのストレッチからでもOK!「えいや!」と試してみてください。

心がけではNG!晴れやかな気持ちには栄養が必要

心がけや気合では、晴れやかな気持ちにはなれません。
気持ちを明るくするには、セロトニンという脳内の神経伝達物質が必要です。

セロトニンを分泌するには、原料となるトリプトファンという栄養素が必要なのですが、これは食事から摂取する必要があります。牛乳やナッツ、大豆製品、お肉・魚・卵などに含まれているので、バランスよく食事を摂っていれば、不足するものではありませんが、食生活が乱れている方は気をつけてみてください。

気分が晴れないときには、運動や食事の見直しを。また、こちらの記事では気持ちを上げるための具体的なエクササイズ方法をご紹介しています。合わせて、ぜひ試してみてください!

教えてくれたウェルネスプロ

NPO法人ちぇぶら代表理事
永田京子さん

NPO法人ちぇぶら代表理事 更年期トータルケアインストラクター
1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。
企業や自治体、医療機関などで、延べ3万人以上にプログラムを届けている。
著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。YouTubeの登録者は3.5万人以上。

◇NPO法人ちぇぶら 公式サイト
https://www.chebura.com/

◇YouTube ちぇぶらチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClAWFz5tll4D9e-Op9FlC_w

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